「ほんであいつ、俺らの事知ってんの?」
「イテテテ、や、言うてへんけど……あ」
「なんやねん」
「いやあいつ男と経験ある言うから男同士で入れるラブホ教えてくれ、って……」
「ほんでワザワザ地元から俺来る言うたら男の恋人が来る言うてるようなモンやないか」
「まあそうやな……」
木戸の頬を思い切りつねってからその手を漸く緩めてやると、木戸は痛ぁ、と情けない顔で頬を撫でた。木戸のその情けない顔が、太一の心にきゅんとクる。でももう少し。懲らしめて。
「大学四年間俺に何にも気付かせんかったお前が、ホンマ腕落ちたな」
「太一それ……めっちゃキツい」
「お前の上手行ってそうな奴、初めて見たわ。そう言う意味では凄いよな、中野って奴」
木戸が太一の言葉に、目を大きく開いて両腕を掴んだ。
「太一? 中野はあかんで。多分めっちゃすぐ手ぇ出しよぉるっ。浮気する気か?」
「えーどーしよかな」
――いやだからお前狙いやから俺はないっちゅうねん。
けれども敢えてそれは言わず、故意に木戸から視線を外して思わせぶりに言ってやった。
「マジで? ……太一、なんか怒ってんの?」
ふと、木戸が不安そうな表情で伺うように太一を見た。
ずっと、何でも余裕な顔でこなしている木戸しか見た事がなかった。太一の言葉で表情から余裕がなくなった木戸は、余裕だけの木戸よりずっと良い、と太一は思った。
――もっと怒ったろうか思たけど、も、ええか。せっかく遠い(とい)トコまで出てきてんねんし。
太一は表情を和らげて、さっきつねった木戸の頬を撫でた。
「……せっかく念願のラブホに来てんねんから」
そのまま木戸の顔を引き寄せて、唇を啄む。
「しょーもない事喋ってんと、する事しよか」
「ん……」
良かった、と安堵の溜め息混じりに呟いて、木戸が脱力したように太一を抱き締めた。
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ちなみに中野は木戸も太一もオイシソと思ってます(゚∀゚)アヒャ
木戸の頬を思い切りつねってからその手を漸く緩めてやると、木戸は痛ぁ、と情けない顔で頬を撫でた。木戸のその情けない顔が、太一の心にきゅんとクる。でももう少し。懲らしめて。
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「太一それ……めっちゃキツい」
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「太一? 中野はあかんで。多分めっちゃすぐ手ぇ出しよぉるっ。浮気する気か?」
「えーどーしよかな」
――いやだからお前狙いやから俺はないっちゅうねん。
けれども敢えてそれは言わず、故意に木戸から視線を外して思わせぶりに言ってやった。
「マジで? ……太一、なんか怒ってんの?」
ふと、木戸が不安そうな表情で伺うように太一を見た。
ずっと、何でも余裕な顔でこなしている木戸しか見た事がなかった。太一の言葉で表情から余裕がなくなった木戸は、余裕だけの木戸よりずっと良い、と太一は思った。
――もっと怒ったろうか思たけど、も、ええか。せっかく遠い(とい)トコまで出てきてんねんし。
太一は表情を和らげて、さっきつねった木戸の頬を撫でた。
「……せっかく念願のラブホに来てんねんから」
そのまま木戸の顔を引き寄せて、唇を啄む。
「しょーもない事喋ってんと、する事しよか」
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中野さん、グッジョブ!!