「痛ってて……」
雄大はあちこちが痛い感覚で目が覚めた。意識がはっきりしていくにつれ、その痛みは頭痛と下半身の痛みだと判ってくる。頭痛は二日酔い。下半身は……。
高校卒業以来音沙汰もなく、会うこともなかった繁に、昨夜偶然、金曜の夜の賑わいをみせる繁華街で出会った。雄大は彼女を連れていた。
なのに繁が、
「積もる話があるから」
と言うから、三人での食事の後早々に彼女を家に帰してしまった。
「何か悪いなー」
とか繁は言いながらも、結局その後行った飲み屋二軒の支払は全て雄大が持った。
そして。
「今日泊めて……」
と言うから雄大の一人暮らしの家へ連れ帰ってやった。
さらに。
「ユウ……」
と甘えるように肩を抱くから……。
――ほだされてしまった。
酔った勢いだったとはいえ、今思い出すと恥ずかしくて死にたくなる。『まだ生きている自分』が信じられないくらいだ。雄大は無骨な風でいて巧みな繁の腕の中で悶え、喘ぎ、今迄の自分からは想像もつかない程、快感に貪欲だった。
五年振りに会ったコイツと、こんな事になるなんて……。封印したこの気持ちをやっと忘れかけていたと思っていたのに……。雄大は忌々しそうに隣でまだぐっすりと眠る繁を見つめた。
「以前にも増して男前になりやがって……」
雄大は思わず繁の髪に触れようと手を伸ばし、けれどもあとわずかのところでその手を止めた。その代わり、べし、と鈍い音を立てて額をたたく。
「おら、起きろ」
時計はもう十二時を差している。雄大はコーヒーを煎れるために重い腰を上げ、台所へ向かった。
「う…ん。ユ…ウ、ってユウ!?」
さっきまで思いっきし眠っていたとは思えない勢いで、繁ががばっと起き上がった。
「おはよ」
なるべくそっけなく、何事もなかったように雄大は言った。
「え……、あ……、おはよ。その……。何だ、体はダイジョブ?」
「別に。それより、夜にはデートの約束が入ってるから。それまでには帰ってくれよな」
雄大はまたそっけなく答え、コーヒーの入ったマグを繁に手渡した。
「え、うん……。昨日はその……」
「まあ気にすんなって。何でもないことだろ」
雄大は繁の言葉も早々に遮った。
「え……」
繁は何だか戸惑った表情をした。その顔を見ていられなくて、雄大は、
「えっと砂糖砂糖っと……」
とわざとらしく砂糖を探す。
「ほら、砂糖、要るだろ?」
砂糖を手渡そうとする雄大の目に映ったのは、下を向いてしゅんとした様子の繁。雄大はその姿に少しひるんだが、深入りすると自分の封印した気持ちが崩れて平静を保っていられなくなる。雄大はさらにそっけなく言った。
「砂糖、要らねぇの?」
ぐい、と押し付けるように砂糖を繁の方へ差し出す。それでも繁は俯いたまま返事をしない。
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高校卒業以来音沙汰もなく、会うこともなかった繁に、昨夜偶然、金曜の夜の賑わいをみせる繁華街で出会った。雄大は彼女を連れていた。
なのに繁が、
「積もる話があるから」
と言うから、三人での食事の後早々に彼女を家に帰してしまった。
「何か悪いなー」
とか繁は言いながらも、結局その後行った飲み屋二軒の支払は全て雄大が持った。
そして。
「今日泊めて……」
と言うから雄大の一人暮らしの家へ連れ帰ってやった。
さらに。
「ユウ……」
と甘えるように肩を抱くから……。
――ほだされてしまった。
酔った勢いだったとはいえ、今思い出すと恥ずかしくて死にたくなる。『まだ生きている自分』が信じられないくらいだ。雄大は無骨な風でいて巧みな繁の腕の中で悶え、喘ぎ、今迄の自分からは想像もつかない程、快感に貪欲だった。
五年振りに会ったコイツと、こんな事になるなんて……。封印したこの気持ちをやっと忘れかけていたと思っていたのに……。雄大は忌々しそうに隣でまだぐっすりと眠る繁を見つめた。
「以前にも増して男前になりやがって……」
雄大は思わず繁の髪に触れようと手を伸ばし、けれどもあとわずかのところでその手を止めた。その代わり、べし、と鈍い音を立てて額をたたく。
「おら、起きろ」
時計はもう十二時を差している。雄大はコーヒーを煎れるために重い腰を上げ、台所へ向かった。
「う…ん。ユ…ウ、ってユウ!?」
さっきまで思いっきし眠っていたとは思えない勢いで、繁ががばっと起き上がった。
「おはよ」
なるべくそっけなく、何事もなかったように雄大は言った。
「え……、あ……、おはよ。その……。何だ、体はダイジョブ?」
「別に。それより、夜にはデートの約束が入ってるから。それまでには帰ってくれよな」
雄大はまたそっけなく答え、コーヒーの入ったマグを繁に手渡した。
「え、うん……。昨日はその……」
「まあ気にすんなって。何でもないことだろ」
雄大は繁の言葉も早々に遮った。
「え……」
繁は何だか戸惑った表情をした。その顔を見ていられなくて、雄大は、
「えっと砂糖砂糖っと……」
とわざとらしく砂糖を探す。
「ほら、砂糖、要るだろ?」
砂糖を手渡そうとする雄大の目に映ったのは、下を向いてしゅんとした様子の繁。雄大はその姿に少しひるんだが、深入りすると自分の封印した気持ちが崩れて平静を保っていられなくなる。雄大はさらにそっけなく言った。
「砂糖、要らねぇの?」
ぐい、と押し付けるように砂糖を繁の方へ差し出す。それでも繁は俯いたまま返事をしない。
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申し訳ございません
本番は3/4からになりますwww
こういう場合3/4からR18表記にしたほうが
イイのでしょうか。
ご意見あるかたアドバイスプリーズv