「ん……」
目覚めたら、ベッドの中だった。身体を捻ろうと少し身じろいだだけで、情事の名残に背後が軋んだ。どうやってこの部屋まで来たのか、記憶がない。歩のヤツ、マジで飛ぶまでヤりやがった、と苦笑に身体を揺らす。背には歩の体温。慎治を抱き締める腕をそっと撫でて、泣きたいくらいの幸福を噛み締めるように目を細めた。
カーテンの隙間から部屋に入り込む光が作る陰は既にはっきりとして、夕べ降っていた雨も止み、世間は動き出している時間帯なんだろうとぼんやり考えた。
月曜。
慎治は休みだった。――歩は? 気になって歩を起こそうと身を捩った時、リビングで携帯が鳴った。聞き慣れない着信音。歩のものだろう。
「歩、電話」
「ん……慎治さん……おはよ」
目を覚ました歩が眩しそうに目を眇めながら慎治を抱き締め直す。歩の唇が耳元に触れるとぴく、と肩が震えた。電話は数コール後、留守番サービスに切り替わったのか、着信音が途絶えた。
「歩お前、学校は?」
「ん……大丈夫。バイトが夜シフトだからそれまで……いさせて」
今何時? と歩は腕を伸ばし、枕元の電波時計を掴んで時刻を確かめた。
「何時?」
「……九時五十二分」
時計を戻した歩が、その手で慎治の背を撫でる。すっかりいやらしさも身に着いた歩の手は、時折指を立てて背骨を辿りながら、慎治の双丘にまで下りて来た。歩の手に触れられた部分から順を追って、慎治の背が撓んでゆく。
「慎治さん、身体平気?」
夕べ二人を繋いだ部分をそっと撫でて歩が尋ねる。夕べ散々擦られまだ熱を孕むそこは、痛みより歩に触れられた悦びにひくりと震えた。
「ん……大丈夫。お前、携帯。鳴ってたぞ」
身体を労る言葉にはキスで応え、着信音が聞こえて来た場所を示すように軽く顎でリビングを指した。
「あー。……誰だろ」
掛け直せよ、と慎治に促され、歩は渋々ベッドを抜けてリビングへと向かった。短い話し声がリビングから聞こえ、携帯を折り畳む音と共に歩が戻ってきた。
「兄貴だった」
「……なんて?」
「心配してたからダイジョブだよ、っつっといた。慎治さんに俺を……歩をよろしくって」
「……は?」
「今度機会あれば挨拶に行きたいって」
「マジかよ……とんだ小姑付きだなお前……」
それでもあの野田が、歩を認め、理解しようとしたその言葉で、全ての事が報われたと思った。鼻の奥が痛くなるのを、鼻を小さく啜って誤魔化したら、ベッドに戻ってきた歩が優しく、そっと、慎治の鼻先にキスをした。
「慎治さん……愛してる」
ハタチの歩から、ませた言葉が落とされる。聞き慣れなくて擽ったいような気持ちになるこの言葉に、心も身体も馴染む幸福な日々も、じきに来るのだろう。
――歩と俺と、二人を取り巻く全てのものに幸いを。
祈りながら、愛しい半身にキスをした。
おわり
おわりましたー(´Д⊂ヽ
途中色々gdgd矛盾もイッパイになりましたが
最後までお付き合いくださりありがとうございまんたm(_ _)m
感想などお聞かせ頂けるとウレシスでございますv
全て報われたくだり、どっかで聞いたコトあると思ったら……aikoですたw
分かった方私と一緒に歌ってくだちぃwwwwww
どっちかというとBGMならコブクロの桜を使いたすw(特に二人離れてた期間に)
ELTのFragileが合う!というズバリな選曲もいただいてます!
併せてお聞きくださると気分盛り上がるかもす!!
←30へ1から読む歩×慎治(高校生×リーマン)につきましてはコチラ↓R18です。
メイン →
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カーテンの隙間から部屋に入り込む光が作る陰は既にはっきりとして、夕べ降っていた雨も止み、世間は動き出している時間帯なんだろうとぼんやり考えた。
月曜。
慎治は休みだった。――歩は? 気になって歩を起こそうと身を捩った時、リビングで携帯が鳴った。聞き慣れない着信音。歩のものだろう。
「歩、電話」
「ん……慎治さん……おはよ」
目を覚ました歩が眩しそうに目を眇めながら慎治を抱き締め直す。歩の唇が耳元に触れるとぴく、と肩が震えた。電話は数コール後、留守番サービスに切り替わったのか、着信音が途絶えた。
「歩お前、学校は?」
「ん……大丈夫。バイトが夜シフトだからそれまで……いさせて」
今何時? と歩は腕を伸ばし、枕元の電波時計を掴んで時刻を確かめた。
「何時?」
「……九時五十二分」
時計を戻した歩が、その手で慎治の背を撫でる。すっかりいやらしさも身に着いた歩の手は、時折指を立てて背骨を辿りながら、慎治の双丘にまで下りて来た。歩の手に触れられた部分から順を追って、慎治の背が撓んでゆく。
「慎治さん、身体平気?」
夕べ二人を繋いだ部分をそっと撫でて歩が尋ねる。夕べ散々擦られまだ熱を孕むそこは、痛みより歩に触れられた悦びにひくりと震えた。
「ん……大丈夫。お前、携帯。鳴ってたぞ」
身体を労る言葉にはキスで応え、着信音が聞こえて来た場所を示すように軽く顎でリビングを指した。
「あー。……誰だろ」
掛け直せよ、と慎治に促され、歩は渋々ベッドを抜けてリビングへと向かった。短い話し声がリビングから聞こえ、携帯を折り畳む音と共に歩が戻ってきた。
「兄貴だった」
「……なんて?」
「心配してたからダイジョブだよ、っつっといた。慎治さんに俺を……歩をよろしくって」
「……は?」
「今度機会あれば挨拶に行きたいって」
「マジかよ……とんだ小姑付きだなお前……」
それでもあの野田が、歩を認め、理解しようとしたその言葉で、全ての事が報われたと思った。鼻の奥が痛くなるのを、鼻を小さく啜って誤魔化したら、ベッドに戻ってきた歩が優しく、そっと、慎治の鼻先にキスをした。
「慎治さん……愛してる」
ハタチの歩から、ませた言葉が落とされる。聞き慣れなくて擽ったいような気持ちになるこの言葉に、心も身体も馴染む幸福な日々も、じきに来るのだろう。
――歩と俺と、二人を取り巻く全てのものに幸いを。
祈りながら、愛しい半身にキスをした。
おわり
おわりましたー(´Д⊂ヽ
途中色々gdgd矛盾もイッパイになりましたが
最後までお付き合いくださりありがとうございまんたm(_ _)m
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全て報われたくだり、どっかで聞いたコトあると思ったら……aikoですたw
分かった方私と一緒に歌ってくだちぃwwwwww
どっちかというとBGMならコブクロの桜を使いたすw(特に二人離れてた期間に)
ELTのFragileが合う!というズバリな選曲もいただいてます!
併せてお聞きくださると気分盛り上がるかもす!!
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小姑だっていずれ奥さんというものがありながら
BとLな世界に目覚めればイイじゃないすかッ!!
身近にタチでもネコでも先輩居るし(*´Д`)
ん〜愛、すね…。
大人になって様々な知識と財力を身に付けた歩…
いっそ歩26(慎チン36)のエロも読みたいですハァハァ
んーあーその頃にはもうファミリーな関係になってたら…
ふたりの幸せに比例して私のハァハァも右肩上がり!!