「こんばんはー。啓輔〜、行こかー」
日付けと共に年も変わってすぐ、良充が啓輔の家にやってきた。
「おー行こか」
啓輔がこたつから立ち上がって玄関に向かう。
玄関口に立つ良充は防寒対策がきっちり過ぎるほどに施されていた。
スキー用を思わせる中綿の上下に手袋、ぐるぐるマフラーに毛糸の帽子は目深に被っている。マフラーと帽子の間から覗く良充の大きな目だけが寒さに負けず元気にぱちくりと瞬きしていた。
「なんぼ着とんねん。そこまで寒ないやろ」
そんなカッコも可愛いけど、という言葉は胸中だけで呟いて、啓輔が小さく笑う。
「おかんが着て行けうるさいねん。でもほんまに結構寒いで」
言われて啓輔も首にマフラーを巻き付ける。ありがちな茶系の糸だから目立たないけれど、二人のマフラーは良充の母が編んだお揃いだ。
はよ帰ってきなさいよー、と言う啓輔の母の声には、はいよー、と素直に返し、二人は外に出た。
「おめでと」
良充がちら、と啓輔に視線を向けてごく短い挨拶をする。
「おう、おめでと」
啓輔もごく短くその挨拶に応える。
今まで初詣は明るくなってからだった。その気になれば真夜中を過ぎても起きていられるようになってきたからと、初めて年が変わってすぐの初詣に誘ったのは良充だった。
近所の神社へと二人揃って歩く。二人の吐く白い息も一緒に並ぶ。
隣は公園の遊び慣れた神社も、今夜は少し違って見えた。いつも人気のない神社も正月だからか夜中なのに照明が灯され、物々しく正月の供え物も飾られていた。
案外ちゃんとした神社やってんやねんな、とか失礼な事を抜かして良充が笑う。そやな、と啓輔も笑って頷いた。
社の横に貼られた「お参りのしかた」に軽く目を通して、それでもどこか怪しい動きで初詣を済ませた。
「こっちから帰ろっか」
良充が来た道とは別の道を指さした。
「そっちは……」
遠回りやろ、と言いかけてその言葉を飲み込んだ。啓輔が良充の意を汲んだと知って、良充がに、と笑った。
「ちょっとだけ、な?」
遠回りの道を、家までの距離を惜しむように二人でごくゆっくりと歩く。
「願い事、何にした?」
「そういうのは人に言うたらあかんモンなんちゃうんか」
そやな、と良充は笑い、そのままぐぁ〜、と大きなあくびをした。
「お前眠たいねんやん」
「えー眠たないわぁ」
と言いながら、今度はあくびを噛み殺そうと頑張る。
「お前こんな寒いのにようあくび出るな……」
半ば呆れて啓輔が笑う。
「このカッコあったかいねんて」
「なんやそれ」
それでもできるだけ長く一緒に居たいって、思ってくれてんねんやんな。
必死な良充が本当に可愛くて嬉しくて、ぽふぽふ、と良充の頭を叩いた。
――初詣での願い事、一緒やんな、良充?
今年も良い年になりそうや。
おしまい
啓輔×良充 ←他の話を読んでみる
*********************************
あけましておめでとうございます。
2008年一発目はこの二人でスタート。
本年もどうぞよろすくおながいいたします!
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スキー用を思わせる中綿の上下に手袋、ぐるぐるマフラーに毛糸の帽子は目深に被っている。マフラーと帽子の間から覗く良充の大きな目だけが寒さに負けず元気にぱちくりと瞬きしていた。
「なんぼ着とんねん。そこまで寒ないやろ」
そんなカッコも可愛いけど、という言葉は胸中だけで呟いて、啓輔が小さく笑う。
「おかんが着て行けうるさいねん。でもほんまに結構寒いで」
言われて啓輔も首にマフラーを巻き付ける。ありがちな茶系の糸だから目立たないけれど、二人のマフラーは良充の母が編んだお揃いだ。
はよ帰ってきなさいよー、と言う啓輔の母の声には、はいよー、と素直に返し、二人は外に出た。
「おめでと」
良充がちら、と啓輔に視線を向けてごく短い挨拶をする。
「おう、おめでと」
啓輔もごく短くその挨拶に応える。
今まで初詣は明るくなってからだった。その気になれば真夜中を過ぎても起きていられるようになってきたからと、初めて年が変わってすぐの初詣に誘ったのは良充だった。
近所の神社へと二人揃って歩く。二人の吐く白い息も一緒に並ぶ。
隣は公園の遊び慣れた神社も、今夜は少し違って見えた。いつも人気のない神社も正月だからか夜中なのに照明が灯され、物々しく正月の供え物も飾られていた。
案外ちゃんとした神社やってんやねんな、とか失礼な事を抜かして良充が笑う。そやな、と啓輔も笑って頷いた。
社の横に貼られた「お参りのしかた」に軽く目を通して、それでもどこか怪しい動きで初詣を済ませた。
「こっちから帰ろっか」
良充が来た道とは別の道を指さした。
「そっちは……」
遠回りやろ、と言いかけてその言葉を飲み込んだ。啓輔が良充の意を汲んだと知って、良充がに、と笑った。
「ちょっとだけ、な?」
遠回りの道を、家までの距離を惜しむように二人でごくゆっくりと歩く。
「願い事、何にした?」
「そういうのは人に言うたらあかんモンなんちゃうんか」
そやな、と良充は笑い、そのままぐぁ〜、と大きなあくびをした。
「お前眠たいねんやん」
「えー眠たないわぁ」
と言いながら、今度はあくびを噛み殺そうと頑張る。
「お前こんな寒いのにようあくび出るな……」
半ば呆れて啓輔が笑う。
「このカッコあったかいねんて」
「なんやそれ」
それでもできるだけ長く一緒に居たいって、思ってくれてんねんやんな。
必死な良充が本当に可愛くて嬉しくて、ぽふぽふ、と良充の頭を叩いた。
――初詣での願い事、一緒やんな、良充?
今年も良い年になりそうや。
おしまい
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あーもー
新年早々雪も融けるわ(*´Д`)
ナニお願いしてんのよもー(*´Д`)
ハグでもなんでもしちゃってちょーだい(*´Д`)
あーもーレモン味!!(*´Д`)
なんつーかわいい…
ホラ、コッチさこい。お年玉なんぼ欲しいんだ?
そして今年も宜しくお願いします<(_ _)>